壊れていない家電を買い替えるのは、なんとなく気が引けるものです。まだ動くのにもったいない、という気持ちはとてもよく分かります。でも、もし10年以上前の冷蔵庫やエアコンを使っているなら、実は見えないところで電気を無駄遣いしてしまっているかもしれません。最新の省エネ家電は、驚くほど進化しています。環境省のサイト、しんきゅうさんを使って、今の家電と最新家電の実力を比べてみませんか。
買い替え効果をチェックする3つのステップ
いきなり電気屋さんに走る必要はありません。まずは自宅で、今の家電がどれくらい電気を使っているのかを知ることから始めましょう。
ステップ1:家電の製造年と型番を確認する
冷蔵庫なら扉の内側、エアコンなら本体の下側などに貼ってあるシールを見てみてください。そこにメーカー名、型番、そして製造年が記載されています。これをスマホでメモするか、写真を撮っておきます。特に冷蔵庫とエアコンは、家庭の消費電力の大きな割合を占めているので、この2つを調べるだけでも効果大です。
ステップ2:しんきゅうさんで比較する
環境省が運営している「しんきゅうさん」というウェブサイトにアクセスします。ここで、先ほど調べた今の家電の情報を入力し、買い替え候補(最新の平均的な機種など)と比較ボタンを押すだけです。面倒な登録などもなく、誰でもすぐにシミュレーションができます。
ステップ3:電気代とCO2の削減量を見る
診断結果には、年間でどれくらい電気代が安くなるか、そしてCO2排出量がどれくらい減るかが具体的な数字で表示されます。10年前の冷蔵庫と最新機種を比べると、年間で数千円から1万円近く電気代が安くなるケースもあり、その差に驚かれるかもしれません。
お財布にも地球にも優しい選択
省エネ家電への買い替えには、目に見える節約効果以上のメリットがあります。
まず、毎月の電気代が下がることで家計が助かります。家電は一度買うと10年は使う長い付き合いになるもの。初期費用はかかりますが、ランニングコストを含めたトータルの出費で見ると、元が取れることも少なくありません。
また、最新の冷蔵庫は食材の鮮度を長く保つ機能が充実していたり、エアコンはAIが効率よく部屋を冷やしてくれたりと、暮らしの快適さそのものが向上します。そして何より、エネルギー消費を抑えることは、発電に伴う環境負荷を減らすこと直結します。快適に過ごすことが、そのままエコにつながるというのは嬉しいポイントです。
サイズと搬入経路は念入りに確認を
買い替えを検討する際に、必ず気をつけたいのがサイズです。
最近の冷蔵庫や洗濯機は、省エネ性能を高めるために断熱材が厚くなっていたり、容量が大きくなっていたりすることがあります。今まで置いていた場所にギリギリ入ったとしても、放熱のためのスペースが確保できないと、逆に電気効率が悪くなってしまうこともあります。
また、玄関や廊下、エレベーターを通れるかどうかも重要なチェックポイントです。購入してから「入らなかった」という事態を避けるためにも、事前にメジャーでしっかり測っておくことをおすすめします。リサイクル料金や収集運搬費がかかることも、予算に入れておきましょう。
まずはシールの確認から始めてみる
今週末は、お家の冷蔵庫やエアコンに貼ってあるシールを探してみませんか?
「もう12年も使っていたんだ」とか「意外とまだ新しいね」といった発見があるだけでも十分です。もし古くなっていたら、しんきゅうさんで診断だけしてみる。その数字を見てから、買い替えるかどうかをゆっくり家族で相談してみてください。知ることから始まるエコな選択が、未来の家計を助けてくれるはずです。
