毎日の通勤時間、満員電車に揺られたり、渋滞に巻き込まれたりして、会社に着く前に疲れてしまっていませんか。移動は単なる「移動」だと思いがちですが、少し手段を変えるだけで、心と体を整える貴重なリフレッシュタイムに変わります。今回は、自転車や徒歩で体を動かしながら移動するアクティブ通勤について、まずは週末から気軽に始める方法をご紹介します。
週末に予行演習をする3つのステップ
いきなり平日の朝に自転車通勤を始めるのは、時間配分や体力の面で不安があります。まずは時間のある休日に、お散歩がてら試してみるのがおすすめです。
ステップ1:無理なく走れるルートを探す
最短距離が必ずしも快適なルートとは限りません。車通りが激しい大通りよりも、一本裏に入った静かな道のほうが走りやすく、安全なことも多いものです。地図アプリで検索しつつ、実際に走ってみて、坂道の有無や信号の多さを肌で感じてみてください。意外な場所に素敵なカフェや公園を見つける楽しみもあります。
ステップ2:自転車のメンテナンスをする
しばらく乗っていない自転車があるなら、タイヤの空気をしっかり入れましょう。空気が十分に入っていると、ペダルが驚くほど軽くなり、疲れにくさが劇的に変わります。また、ブレーキがきちんと効くか、ライトが点灯するかといった基本的な点検も忘れずに行ってください。
ステップ3:片道だけ、または途中まで試してみる
自宅から会社まで全区間を走る必要はありません。「最寄り駅の一つ先の駅まで」や「天気の良い帰り道だけ」といった形でも立派なアクティブ通勤です。週末にその距離を走ってみて、どれくらい時間がかかるか、汗をどれくらいかくかを確認しておくと、平日の実践に向けた自信になります。
ジムいらずで心も体も軽やかに
移動時間を運動に変えることには、たくさんのメリットがあります。
まず、日常生活の中で自然に有酸素運動ができるため、わざわざジムに通う時間を確保しなくても運動不足を解消できます。日本肥満症予防協会などの専門機関も、生活活動の中で体を動かすことの重要性を説いています。ペダルを漕いで血流が良くなると、脳も活性化し、朝からスッキリした頭で仕事に取り組めるようになるはずです。
また、風を切って走る爽快感は、ストレス解消にも効果的です。季節の移ろいを肌で感じ、排気ガスを出さずに移動しているという事実は、自分にも環境にも良いことをしているという自己肯定感を高めてくれます。
安全第一と無理をしないルール作り
自転車は便利な反面、交通ルールをしっかり守ることが命を守ることにつながります。
車道の左側通行を徹底し、歩道を通る場合は歩行者を優先して徐行しましょう。また、万が一に備えて自転車保険に加入することや、自分の身を守るヘルメットの着用も大切です。最近は帽子のようなデザインのヘルメットも増えているので、ファッションの一部として取り入れるのも良いでしょう。
そして、雨の日や体調が優れない日、荷物が多い日は、迷わず電車やバスを選んでください。「絶対に自転車で行かなきゃ」と決めつけず、天気の良い日だけの楽しみにするくらいの緩やかなスタンスが、長く続けるコツです。
まずは近所のパン屋さんまでペダルを漕いで
今週末は、天気が良かったら自転車に乗って、少し離れたパン屋さんや公園まで出かけてみませんか?
車や電車では通り過ぎていた景色の中に、新しい発見があるかもしれません。風を感じて走る心地よさを思い出したら、次は「天気の良い水曜日だけ」など、少しずつ平日の移動に取り入れてみてください。そのペダルの回転が、毎日の暮らしを少しだけアクティブに変えてくれます。
